ひょうたんランプの虜

手しごと

ひょうたのイメージといえば、ジャッキー・チェンの酔拳の時、お酒を入れていた物を想像しますか?

糸島ではオーガニックのひょうたんを栽培している方がいます。

ひょうたんは干瓢(かんぴょう)にするユウガオの変種です。

日本には縄文時代に伝わり、古くから人々の生活に関わってきました。果実は苦みがあるので食用にはせず、乾燥させて容器や装飾品などに加工します。

ひょうたんというと、くびれた形を想像しがちですが、球形や首長の形、蛇のように細長くなる形などいろいろあります。

ひょうたんの栽培は風通しの良い場所に棚をつくり、つるを誘引して育てます。

そこでは家族総出で竹で棚をつくり、毎日ひょうたんのお世話をしているそうです。

生育が旺盛なのでツルの伸びる場所を調整することが必要とのことです。

 

ひょうたんとの出会い

唐津に友人が経営しているcafeがあって、そのcafeは築150年の建物をリフォームしたところで、座敷でのんびりくつろげます。

縁側もあって、トイレに行くのに渡り廊下もあって庭を眺めることができます。

家族でのんびり過ごしていたら、やんわり光る照明を発見!

今まで見た照明のイメージとは全く違う、引き寄せられるものがありました。

その友人に聞いてみたら、なんと糸島に工房あって、ワークショップをやっているとのこと。

思い立ったら即行動!!

早速、その友人とワークショップを申し込みました。

 

ひょうたんランプ作りワークショップ

糸島市二見ヶ浦の自家農園をもっているkalavinka(カラヴィンカ)

工房は櫻井神社から徒歩5分。海の近く山も感じる場所でした。

陸の方を通ってきた場合、

『つまんでご卵ケーキ工房』『糸島ファームハウス UOVO』を通り過ぎて、2つ目の曲がり角で右。

最初の曲がり角で右。(ここで直進すると櫻井神社に着いちゃいます。)

2つ目の右に曲がる道で右。(電柱の下にひょうたんが置いてあるのが目印です。)

車は工房前に数台停めることができます。

 

中に入ってみると、、、

たくさんのひょうたん♡

あと曼荼羅もたくさん飾ってありました。

ここでは『ひょうたんランプ』と『糸かけ曼荼羅』のワークショップをしてて、出張ワークショップも行っているのでHPを載せますので、興味がある方は見てみてください。

 

~流れ~

自己紹介

ひょうたんの雑学

ひょうたん選び

デザイン決め

穴をあけていく

 

この工程で3時間くらいですが、どんどん穴をあけたくなるので、ここで終わりっていうのはないです。

完成して飾ってても、あとから好きな時に好きな場所に穴をあけれるってこともできます。

kalavinka

迦陵頻伽  - kalavinka music -
糸島ひょうたんスピーカー・ランプ・Used Records「 迦陵頻伽 - カラヴィンカ - 」

 

ひょうたんについて

ひょうたんの歴史

この世にひとつとして同じ形のものがないひょうたん。

ぽってりとしたフォルムが可愛いひょうたんですが、実は人類の進化と共に歩んできた植物でもあります。

人類最古の栽培植物とされ、石器時代から容器として使っていたとされています。

ここ日本でも縄文時代前期9000年程前の貝塚から出土してます。

また「水筒」として使うようになり、水を携帯できるようになった為に人類が世界各地に広がったとも。

後に土を形作って焼く「土器」が発明されますが、土器の形のもとになったのもひょうたんとされています。

ひょうたんにはお皿やひしゃくをはじめ、楽器、パイプ、種の保存容器、帽子、仮面、手榴弾まで、世界中で200種類以上の用途があったようですが、プラスチックの登場で徐々に廃れていきました。

植物としてのひょうたん

ひょうたんはカボチャ等と同じく「ウリ科」です。

原産地はアフリカで暑い気候を好みます。

成長期の梅雨~真夏にはツルが1日20cm程も伸びます。

 

ひょうたんの栽培
・冬の間に畑を耕し、空気を多く含んだ土にします。
・4月にポットに種まき。暖かいところで発芽させる。
・5月に畑へ移動。
・苗が大きくなる前に棚を作ります。
(ここでは、近所の山に入り、数百本の竹を切り出し枝を落とし、身長程の高さに竹棚を作ります)
・苗が大きくなったら支柱を立ててツルを誘引。
・6月、急激に成長。ツルが絡まないように誘引し、脇芽かき、摘芯作業など。梅雨時期は多湿で病害虫多いので、細かいメンテナンスが必要。
・7月、ミツバチや蛾による受粉~結実~果実の成長時期
・8月、表面を触った感覚や重量などを目安に収穫。ひょうたんの底に穴を開け、腐敗菌となる土を入れる。それから2週間くらい水に漬け込み果実をドロドロに腐らせ中身を抜くきます。強烈な腐敗臭がするので、さらに2週間ほど水に漬け、頻繁に綺麗な水に入れ替えて臭みを抜きます。天日干しにして乾燥させたら出来上がり。
ここでびっくりしたのが、土を入れて「腐敗させる」ってことでした!!
実って食べるイメージですがひょうたんは食用に向かないので、中身を腐らして外側を使うんですね。
ひょうたんを持ってみたら、意外と軽く、そして薄かったです。
強烈な臭いを感じさることなく無臭でした。

ひょうたん選び

たくさんのひょうたんがある中から、好きなものを選んでいいとのことでした。

形もいろんなものがあって、くびれてるもの、真ん丸なもの、大きくてひょろんとなってるもの。

薄さも違い、ライトに入れてみると、その薄さで色が変わってきます。

ライトに入れた時の色は黄色~赤っぽいです。

私はちょっとくびれてて、大きめの中から照らすと少し赤っぽくなるものにしました。

黄色く光るものは皮が薄いそうです。

ですので穴を開けるときに、力が強いとヅボッと穴を開けてしまわないように注意が必要です。

ひょうたんランプ作り

材料は、ひょうたん、押しピン、穴を開ける鋭いもの(もらいました)

作業は簡単。

完成イメージを作って、道具を使って穴をあけていきます。

まずは押しピンで小さな穴を開け、大きな穴を開けたいときは、もう1つの道具で円を描くように穴を広げていきます。

 

私は天の川のような星空をイメージして作っていきました。

作っている間、無心になれて、とっても充実した時間を過ごせました。

おしゃべりしながら穴を開けてると、そっちに夢中になり、ズボッ。

穴が開きすぎてしまいましたが、カラヴィンカの方に中からボンドを付け、修正してもらいました。

完成したランプは寝室で使ってます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

『糸かけ曼荼羅』のワークショップも行ったので、それはまたの機会に載せます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました